子育てをしている方なら、子供に対して期待をしてしまうことあるんではないでしょうか。
別にそれが悪いことでがありません。ですが、過度に期待しすぎていると親である自分自身がとても疲れてしまいます。
親は子供にはこうなってほしいという願望が少なからずあると思います。
その願望がより具体的でありすぎたり、自分のかなえられなかった夢を子供に投影するようになってしまうとマズい気がします。
例えば、たくさん勉強して良い高校、大学へと行ってほしいという願望があるとします。高校は市内で一番偏差値の高いあそこが良いとか、中学校の成績は何点以上でないとダメだとか。親は理想を言ってしまいがちです。
ですが、当の本人は塾に行かせているのにさぼっていたり、学校でテストの結果は散々だったりして全く気にする様子はありません。
そこで親が怒り心頭して、なぜ勉強しないで遊んでるんだ!などと言えば子供とケンカになってしまいます。
ここで思うのは、やはり子供に過度に期待しているからケンカになってしまうということです。そして、結局は当の本人にこのままじゃマズいという自覚がないと、絶対に行動はしないということなんですよね。
いくら親が怒ったり、冷静になって説き伏せたとて、子供自身が考え納得してマズいと思わないと改善することはないでしょう。
さんざん私もこの感情と結論を味わいましたが、親自身が子どもに期待をしてはいけないと思っても実際は本当に難しいことで、これは親にとって子育ての修行みたいなものだと思います。
補足があります。期待しないというのは諦めるとは意味が違います。親としては諦めてはいないのですが、そうなってほしいと期待はしていないということです。
そして、そうなってくれればラッキーだなぁくらいの気持ちでいることが精神的に良いと思います。
最後に、「育児」ではなく、親の自分自身を育てると書いて「育自」と思い、親自身もトレーニングしてみても良いかもしれません。
育児は後半が本当に骨が折れて大変です。一番は親がストレスをためないことなので無理しないでのんびりやっていきたいものです。